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WordPressで不動産サイトを作る方法|自作で“物件検索対応サイト”を作る最短ルート

「自分の不動産サイトをWordPressで作ってみたいけど、物件検索機能の部分が難しそう…」「制作会社に頼むと100万円以上と言われてしまった」――そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

実際、不動産サイトは“普通の企業サイト”とは少し違います。単に会社案内を掲載するだけでなく、物件データを登録・検索・問い合わせまでつなぐ構造が必要だからです。

この部分を自作で実現しようとすると、WordPress初心者にとってはハードルが高く感じられるでしょう。

しかし、最近は不動産業専用のWordPressテーマが登場しており、これを導入することで外注の1/5以下のコストで本格的な物件検索サイトを構築することが可能です。

本記事では、次の3つの流れで「不動産サイトの作り方」と「おすすめテーマ」を具体的に紹介します。

本記事でわかること

  1. 不動産サイトの種類と、それぞれに合う構築方法
  2. WordPressで不動産サイトを作るステップと注意点
  3. 本格的な物件検索サイトを最短で作れるおすすめテーマ(報酬対象)

この記事を書いている人

筆者は、WordPressサイトの運営・カスタマイズ歴10年以上、WordPressテーマのブランド「TCD」のメディアで外部ライター、デジハリ・オンラインスクール Webデザイナーコースでの学習経験、フリーランスとしてホームページ制作の経験もあります。

また、大手不動産サイトで物件情報の追加作業をしている方から、様々な話を伺っています。

そういった経験から、「5万円以下のテーマで十分なケース」と「20万円クラスが必須なケース」の両方を実例とともにお伝えします。

先に結論(要約)

  • 不動産サイトを“自作”することはWordPressで十分可能
  • ただし「物件検索」や「管理機能」を入れる場合、一般的なテーマでは対応できない
  • 専用テーマ(例:GRAVITYなど)を導入すれば、検索・登録を一括で実装できる

不動産サイトを自作したい人が抱える3つの課題

WordPressを使って不動産サイトを作ろうとした人が最初につまずくのは、「何から手をつけていいのか分からない」という部分です。

テンプレートを入れただけでは、物件の登録・検索などが動作しません。ここでは、多くの方が共通して抱える3つの課題を整理しておきます。

1. テンプレートを入れても物件検索が動かない

WordPressは本来「ブログ記事を投稿する仕組み」なので、そのままでは「物件情報をデータベース化して検索する」ことができません。

conditional search function
物件検索機能の例

物件検索機能を作るには、以下のような複数の要素を組み合わせる必要があります。

  • 物件専用の投稿タイプを作成
  • 検索条件(沿線・エリア・価格・間取りなど)を設定
  • フロント側の条件検索フォームを実装

HTMLやPHPの知識があれば自作も可能ですが、多くの不動産業者・担当者にとっては大きな負担です。

実際、「テーマを導入したのに検索が動かない」という相談は非常に多く、一般的な企業サイト用テーマでは対応できない部分といえます。

2. 外注すると80万円以上かかる

「それならプロに頼もう」と考えて制作会社に見積もりを出すと、多くの場合は80〜200万円前後の費用が提示されます。

なぜこれほど高いかというと、以下の機能が全て個別開発になるためです。

  • 物件データベース構築
  • 管理画面の開発
  • 検索条件設定と絞り込み処理
  • デザイン・レスポンシブ対応

結果的に、「機能を入れるだけで予算オーバー」となり、自作に戻るか、機能を削って簡易サイトで妥協する…というケースも少なくありません。

3. どんなテーマを選べばいいか分からない

最近は「不動産向けWordPressテーマ」として多くの商品が販売されていますが、実は目的によって適したテーマがまったく違います

  • 会社案内や集客メイン → 5万円以下のデザイン重視テーマ
  • 物件検索や管理システムが必要 → 20万円前後の高機能テーマ

この2つは見た目が似ていても、内部構造は全くの別物です。

前者は「静的なページ構成」、後者は「データベース+検索処理+API連携」を前提に作られています。

そのため、単に「WordPress 不動産テーマ」と検索して購入しても、「想定していた機能がなかった」などのトラブルになりがちです。

ポイント:
“見た目のデザイン”だけでなく、“目的に合った構造”で選ぶこと。特に「物件検索」を考えている場合は、専用設計されたテーマを最初から導入したほうが圧倒的に早く、結果的にコストも下がります。

ここまでで、不動産サイトを自作する際に多くの人が直面する壁が整理できました。

次章では、これらの課題を踏まえて、「自分の目的に合うサイト構成」を理解するために、不動産サイトの種類と作り方の方向性を解説します。

まず理解しておきたい「不動産サイトの種類」

不動産サイトと一口にいっても、実際には目的によって構造も費用も大きく異なります。

多くの人が混同しがちなのが「会社案内型サイト」と「物件検索型サイト」です。この違いを理解しておくと、自分がどんなテーマを選ぶべきかが明確になります。

会社案内型サイト(テンプレート中心)

会社の紹介、サービス内容、スタッフ紹介、問い合わせフォームなどを中心とした構成です。

物件情報は少なく、問い合わせ獲得やブランディングを目的とする小規模事業者に向いています。一般的なWordPressテーマや、5万円以下のテンプレートで対応できます。

物件検索型サイト(データベース中心)

一方、複数の物件を掲載し、ユーザーが「沿線」「エリア」「価格」「間取り」などで絞り込めるようにする場合は、完全に別の仕組みが必要です。

データベース構造で物件情報を管理し、条件検索機能を実装して初めて成り立ちます。つまり、ここで必要になるのが「不動産専用の高機能テーマ」です。

2つのタイプの違い

以下の表に2つのタイプの違いをまとめました。

項目会社案内型サイト物件検索型サイト
想定価格〜5万円15万円〜
主な機能固定ページ
問い合わせフォーム
会社紹介
物件登録
条件検索
一括アップデート
適性小規模事業者
支店サイト
簡易LP用
仲介業者
売買サイト
ポータル運営者

このように、目的が異なれば必要な機能も、求められるテーマのレベルも変わります。見た目が同じように見えても、内部構造はまったくの別物です。

もしあなたが「物件を登録して検索できるサイトを自社で運営したい」と考えているなら、後者の“物件検索型テーマ”を選ぶのが最短ルートになります。

外注すれば100万円を超える開発費がかかる部分を、テーマ導入で一気にカバーできるのがこのタイプの強みです。機能を買う感覚でテーマを導入することで、運用コストを抑えつつスピーディーに構築できます。

不動産業界ではスピードと更新性が集客を左右します。新しい物件を即日公開し、問い合わせを逃さない運用をするためには、管理者自身で更新できるWordPressテーマが最も効率的です。

その点で、高機能な不動産専用テーマは「デザイン+システム」を兼ね備えた投資価値の高い選択肢といえます。

WordPressで不動産サイトを作る全体の流れ

不動産サイトを自作する場合、全体の流れを最初に把握しておくことが大切です。

作業の手順を理解しておけば、どこに時間がかかり、どこを効率化できるのかが明確になります。WordPressで不動産サイトを作る主なステップは次の5つです。

  1. サーバーとドメインを準備する
    まずは安定したサーバーを契約し、自社ドメインを取得します。エックスサーバーなど、WordPress簡単インストール機能のあるレンタルサーバーを使えば初心者でも設定がスムーズです。
  2. WordPressをインストールする
    サーバー管理画面からWordPress簡単インストール機能を利用します。インストール後はサイト名と管理者情報を設定し、SSL化(セキュリティ対策)を済ませておきましょう。
  3. 不動産向けテーマを導入する
    通常テーマでは物件の条件検索ができないため、不動産専用テーマを導入します。テーマによっては物件投稿用のカスタム投稿タイプや検索条件が自動で生成され、すぐに使える状態になります。
  4. 自治体名や物件データを設定する
    テーマの管理画面から物件情報を登録します。市区町村や駅などのデータを一括アップデートできるテーマもあります。
  5. 公開・運用を開始する
    物件一覧・詳細ページを確認し、デザインを調整したら公開します。公開後はWordPressの管理画面から新着物件を追加するだけで更新できるため、運用コストが大幅に下がります。

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この流れ自体はシンプルですが、実際には「物件管理」「条件検索設定」「問い合わせフォーム連携」など細かな調整が多く、一般的なテーマでは実装が難しい部分が残ります。

そこで役立つのが、最初から不動産業務向けに設計された高機能テーマです。

高機能テーマを導入すれば、高機能な条件検索機能、物件情報の一覧・詳細ページなどが自動生成されるため、構築の手間が一気に軽減されます。

さらに、賃貸・売買・投資物件などのカテゴリ分けにも対応しており、管理画面から簡単に切り替えが可能です。

特に、データの一括登録やアップデート機能、スマホ最適化が組み込まれているテーマであれば、制作会社に依頼するよりも短期間で実務レベルの不動産サイトを完成させることができます。

開発を外注した場合に比べて、コストを1/5程度に抑えながら同等の機能を得られるケースもあります。

ここまでの手順を見ると、一見複雑そうに感じるかもしれません。しかし、実際にはテーマ選びさえ間違えなければ、構築そのものは非常にスムーズです。

テーマに含まれる管理画面の設定項目を順に埋めていくだけで、一般的な不動産ポータルと同等の機能が備わったサイトが完成します。

TCDテーマオプション
TCDテーマオプション(テーマの各種設定項目)

とはいえ、すべてのテーマが同じように使いやすいわけではありません。

条件検索機能付きWordPressテーマの実力とは?

ここからは、実際に物件の条件検索機能を備えた不動産専用WordPressテーマがどのような特徴を持ち、なぜ価格が高くても導入する価値があるのかを解説します。

結論から言うと、一般的な5万円以下のテーマとは「できること」の範囲が根本的に違います。

5万円以下のテーマとの違い

まず、通常のテーマは会社案内ページや問い合わせフォームを作ることが目的です。物件をデータベースとして扱う機能はなく、情報を更新するたびに固定ページを手動で追加する必要があります。

一方、20万円クラスの不動産専用テーマでは、物件専用の管理システムがあらかじめ構築されており、管理画面から物件を登録すると自動で一覧ページや検索結果に反映されます。

たとえば、高機能テーマでは次のような機能が標準で備わっています。

沿線・エリア・価格・間取りなど複数条件での絞り込み検索
市区町村・駅・物件データの一括登録
スマートフォン最適化されたレスポンシブデザイン
賃貸・売買・投資などのカテゴリ別管理
詳細ページのテンプレート化(画像ギャラリー・物件概要・設備情報など)

これらをすべてゼロから開発する場合、通常は制作会社で80〜200万円前後の費用がかかります。

テーマとしてパッケージ化されているからこそ、20万円前後という価格が実現しているわけです。

物件の検索機能付き高機能テーマ例

現在、国内で物件検索機能のある不動産向けテーマには次のようなものがあります。

テーマ名価格(税込)主な特徴・機能
GRAVITY
(TCD)
約20万円・洗練されたデザイン性の高さ
・物件の条件検索機能
・都道府県・市区町村・路線・駅データの一括取得
・問い合わせフォームに物件名とURLを自動表示
・会社情報やランディングページも作成可能
簡単不動産PROテーマ:7万7千円
通常版:
初期費用11万円
月額1万千円
・シンプルな物件の条件検索機能
・マップ上から物件検索
・動画の表示
・通常版は通学エリアや周辺情報の自動表示など
Estate Hub約6万円

プラグイン約3万円〜
・物件の条件検索機能
・サイトエディターでの編集
・テーマ専用ブロック
・有料のプラグインで拡張可能(任意)

これらのテーマはいずれも、管理画面が不動産業務に最適化されており、WordPress初心者でも直感的に操作できます。

特にGRAVITYは「デモサイトそのままの構成で即公開可能」できます。導入後の運用も簡単で、新規物件を登録するたびに検索結果ページ・詳細ページが自動更新されます。

日々の更新作業を外注する必要がなく、社内スタッフでも管理できるのが大きなメリットです。

関連記事:不動産向けWordPressテーマ比較

なぜ高額でも選ばれるのか

20万円という価格だけを見れば高く感じるかもしれませんが、長期的に見れば非常にコストパフォーマンスが高い選択です。

制作会社へ依頼する場合、初期費用のほかに修正・更新費用が発生します。

対してテーマ導入であれば、初期導入後の運用コストはほぼゼロ。自社で更新できる環境を持つこと自体が、今の不動産集客では大きな武器になります。

さらに、これらのテーマはデザイン性も高く、ブランドイメージの統一やSEO内部対策も標準で施されています。

見た目と機能を同時に満たすため、外部デザイナーやエンジニアを複数手配する必要がなく、実務的な負担を大幅に削減できます。

高機能テーマを導入する最大のメリットは、「構築スピード」と「運用のしやすさ」です。導入当日からサイトを立ち上げられ、後からデザインや構成を変更してもシステムが自動で調整してくれます。

つまり、導入後すぐに物件登録・公開をスタートできるのです。

公式デモで実際の検索機能を体験してみると、その完成度の高さが一目で分かります。
▶︎ GRAVITY公式サイトを見る(デモサイトあり)

次の章では、実際にこのようなテーマを導入した場合にどの程度の費用対効果が得られるのか、外注との比較も交えて具体的に見ていきます。

導入事例と費用対効果をチェック

ここまで紹介したように、不動産専用テーマを導入すれば、機能面でも運用面でも通常のテーマを大きく上回ります。

しかし、実際に導入した場合どのくらいの効果が得られるのか、そしてコスト面で本当にお得なのかが気になるところです。

ここでは制作会社へ外注した場合との比較と、導入事例をもとに費用対効果を確認していきます。

制作会社に依頼した場合との比較

一般的に、制作会社へ不動産サイトを依頼すると初期費用は80〜200万円が相場です。物件検索やその他必要な機能を含めると、さらに追加料金が発生するケースも珍しくありません。

納期は1〜2ヶ月程度で、更新のたびに修正費用が発生するのが一般的です。一方で、テーマ導入の場合は購入して設定を済ませればすぐにサイトが公開でき、運用コストもほぼゼロ。

以下のように、費用とスピードの両面で大きな差があります。

項目制作会社へ外注高機能テーマ導入
初期費用80〜200万円約20万円前後
納期1〜2ヶ月即日(設定次第)
更新・修正都度費用が発生管理画面から即反映
運用体制制作会社依存自社で完結

この比較だけでも、コスト削減効果は明らかです。1件の問い合わせや契約で数十万円の利益が発生する不動産業界では、サイト改善への投資回収が早いのも特徴です。

実際の導入効果

高機能な不動産向けWordPressテーマを導入した利用者からは、更新や設定のしやすさに関するポジティブな声が多く寄せられています。

特に、管理画面や初期設定が分かりやすく、専門知識がなくても自分で構築できたという感想が目立ちます。

「初期設定も迷わずできた」
「素人でもこんなサイトができるのかと感動した」

こうした声からも分かるように、これらのテーマは不動産業務に必要な機能が最初から組み込まれており、導入直後から運用を始められる点が評価されています。

物件登録や検索条件の設定なども管理画面から直感的に行えるため、外部の制作会社に頼らず自社で更新を完結できる環境が整います。

また、テーマによってはSEO対策が初期段階から実装されており、地域名や駅名を含むページ構造が自動生成されます。

そのため、日々の更新作業を通じて自然検索からのアクセスを伸ばしやすく、広告費を抑えながら集客力を高めることも可能です。

このように、実際の利用者の声とあわせて見ても、「導入しやすく、運用しやすい」という点が高機能テーマの大きな魅力となっています。

こうした成果は、単にデザインを変えたのではなく、サイト構造を不動産業務に最適化したテーマを選んだことによって得られた結果です。

さらに、テーマによってはSEO対策が初期状態から整備されており、地域名や駅名を含む物件ページが自動生成される仕組みもあります。

テーマを導入することは、単なる「見た目の改善」ではありません。業務効率化と集客の両方を同時に実現する仕組みを導入するという考え方に近いのです。

導入初期こそ費用がかかりますが、長期的に見れば維持費も少なく、制作会社依存から脱却できる点が大きな魅力です。

実際の導入事例や管理画面の操作感は、公式デモで確認するのが一番早い方法です。
▶︎ GRAVITY公式サイトを見る(デモサイトあり)

まとめ|“作り方”から“成果を出すサイト”へ

ここまで、不動産サイトをWordPressで自作する方法と、高機能テーマを活用した構築の流れを詳しく見てきました。

結論として、不動産サイトは専用のテーマを使用すれば「自作すること自体」は難しくありませんが、「成果を出せる仕組み」を作るためには専用設計のテーマが欠かせません。

WordPressの標準テーマや一般的な企業向けテンプレートでは、物件検索やデータの一括アプロードといった機能を十分に再現できず、結果的に手間やコストが増えてしまいます。

対して不動産専用テーマは、物件管理・条件検索・デザイン・スマホ最適化が一体化しているため、導入直後から本格的なサイトを運用できます。

初期投資として20万円前後かかるテーマでも、制作会社に依頼した場合の1/5以下のコストで導入でき、しかも自社運用が可能になります。

外部業者に依存せず、更新やページ追加を自分たちで行えるのは、不動産業務において非常に大きな強みです。

もしあなたが今、「不動産サイトを自作して運用したい」「外注コストを抑えて成果を出したい」と考えているなら、ここで紹介したような高機能テーマを導入する価値は十分にあります。

検索機能・管理システムまでそろったテーマを使えば、時間をかけずに“実務で使えるサイト”を完成させることができます。

WordPressで不動産サイトを作るなら、設計段階で「検索機能をどう組み込むか」を考えるのが成功の鍵です。自社で更新・運用できるテーマを選べば、継続的に物件を発信できる“集客資産”になります。

高機能テーマを導入することで、サイトは単なる会社案内から「24時間働く営業ツール」に変わります。

初期投資はあっても、その効果を体感したとき“導入して良かった”と思えるはずです。

不動産サイトは「作って終わり」ではなく、「更新して成果を出す」ことが目的です。そのためには、自分たちで扱えるテーマを選ぶことが何より重要です。

高機能テーマは一見高価に見えても、長期的には圧倒的に安く、そして確実にリターンをもたらします。

今すぐ公式デモで実際の操作感を確かめてください。
▶︎ GRAVITY公式サイトを見る(デモサイトあり)

これから不動産サイトをWordPressで自作したい方は、まず1つ高機能テーマを試すことから始めてみてください。

外注に頼らず、自分の手で本格的な物件検索サイトを作れる体験は、これまでの業務を大きく変えるはずです。

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