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構造化データとSEOの関係|リッチリザルト・影響・使い方を解説

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構造化データは、検索エンジンによるコンテンツ理解を助け、リッチリザルト表示などを通じてSEO効果を高める重要な要素です。

この記事では、構造化データとSEOの関係について、初心者にもわかりやすく解説します。

構造化データがSEOに与える影響とは?

検索順位に直接の影響はない

GoogleのYouTubeチャンネルでは、公式に「構造化データはランキング要因ではない」と明言しています。

English Google Webmaster Central office-hours hangout

※YouTubeチャンネル「Google Search Central」

しかし、検索結果の見た目が改善される(リッチリザルト)ことで、クリック率(CTR)やユーザー行動に良い影響を与え、それが間接的なSEO効果につながると考えられています。

リッチリザルトの例

  • 商品レビュー(星評価・価格)
  • よくある質問(FAQ)
  • HowTo(手順)
  • パンくずリスト
  • レシピ、イベント、求人情報 など

リッチリザルト出典:Google検索結果(GoogleはGoogle LLCの商標です)、Wikipedia「検索エンジン最適化」(CC BY-SA 3.0)

リッチリザルトがもたらすSEOメリット

クリック率(CTR)の向上

リッチリザルトにより、視認性の高い検索結果が表示されることで、ユーザーのクリックを誘導しやすくなります。

検索結果での差別化

他の競合ページがリッチリザルトに対応していない場合、自サイトのコンテンツが目立ちやすくなります。

ユーザー満足度の向上

構造化データで適切な情報が提供されていると、検索ユーザーが必要な情報に早くたどり着けるため、サイトの評価が高まりやすくなります。

構造化データのSEO活用の注意点

ガイドライン遵守が必須

Googleは構造化データに関して厳格なガイドラインを設けています。

  • 虚偽のマークアップはペナルティの対象
  • コンテンツと構造化データの内容が一致している必要あり

参考:Google 検索上の構造化データ ガイドライン | Google 検索セントラル

表示は保証されない

構造化データを正しく設定しても、リッチリザルトの表示はGoogleの判断に委ねられており、必ずしも表示されるとは限りません。

構造化データのSEO向け活用例

FAQの構造化データ(JSON-LD形式)

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [
    {
      "@type": "Question",
      "name": "構造化データはSEOに効果がありますか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "構造化データ自体が順位に直接影響することはありませんが、リッチリザルト表示によってクリック率が向上し、間接的なSEO効果が期待できます。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "構造化データを設定すれば必ず表示されますか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "いいえ。構造化データを設定しても、Googleの判断により表示されないこともあります。"
      }
    }
  ]
}

よく使われる構造化データタイプとSEOの関係

タイプ主な用途SEO上のメリット
Articleブログ記事検索結果に著者・日付など表示
FAQPageよくある質問折りたたみ形式で複数QAが表示される
Product商品ページ価格・在庫・評価が表示される
Reviewレビュー記事星評価やレビュー本文が表示される
HowTo手順解説ステップごとに表示されやすい
BreadcrumbListパンくずリストサイト構造が明示される

構造化データとLLMO(大規模言語モデル最適化)の関係

近年のChatGPTやGeminiなど、生成AIによる検索体験の進化により、構造化データはSEOだけでなく「LLMO(Large Language Model Optimization)」の観点でも注目されています。

構造化データがあることで、AIがWebページの内容を効率よく把握・要約できるため、AIによる回答や引用に含まれる可能性が高くなります。

たとえばFAQやレビュー、HowToなどは、LLMがユーザーの質問に対して具体的な回答を導く上で役立ちます。

今後は、従来のSEO対策とあわせて、構造化データを通じた「AIへの情報提供」を意識したコンテンツ設計がますます重要になっていくでしょう。

まとめ

構造化データはSEOランキングに直接は影響しないものの、検索結果での視認性を高め、クリック率を向上させることで、結果的にSEOパフォーマンスの向上につながります。

今後のSEO対策では、ユーザー目線のコンテンツとともに、正確な構造化データの設計・実装が不可欠です。

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