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新たな“AIの時代”が今、幕を開ける:GPT-5が全ユーザー向けに登場

OpenAIは2025年8月8日、最新AIモデル「GPT-5」の提供を全世界で開始した。無料で使える枠も用意され、Proプランでは無制限アクセスや拡張された思考能力を持つ「GPT-5 Pro」も利用可能となった。

筆者の環境では、モバイルのWeb版はGPT-5が表示されたが、パソコンのWeb版ではGPT-4oのままだった。表示はデバイスの種類によって変わるのかは現在不明。

PCのWeb版では、GPT-5が表示されない。

このモデルは、回答の高速化と精度向上、コード生成や文章作成の洗練度、健康情報への応答力など、多方面でプロフェッショナル級の性能を発揮する。

特にコーディングでは、フロントエンド開発やバグ修正、長大なコードの理解において従来モデルを大きく上回り、開発者にとって強力な相棒となる存在だ。

GPT-5は標準版と複雑な推論に適した「GPT-5 Thinking」を自動で切り替えるルーター機構を備えている。

GPT-5の切り替え

ユーザーが「think hard about this(この件、じっくり考えて)」といった指示を与えれば、深い思考モードが起動し、より高度な推論を行うことができる。

GPT-5 Thinkingについては、誤情報の生成(ハルシネーション)削減にも重点が置かれ、思考モードでは従来比で最大80%近く誤りが減少しているとされる。これは情報の信頼性向上に直結する進化だ。

今回は、GPT-5 Thinkingを選択した上で「AIの普及によって減少する職業を予想して。」と質問してみた。すると、約50秒で以下のような回答が生成された。

GPT-5 Thinkingによる回答

「職業そのものより定型型タスク中心の職務が削られる」との回答。プロンプトどおりに職業を羅列するだけではなく、的確な回答を生成した。

サム・オルトマンCEOはインドを米国に次ぐ第二の市場と位置づけ、近い将来、世界最大の市場となる可能性に言及した。多言語対応や地域別の最適化を強化する方針も示している。

GPT-5の登場は、AIが新たな段階に入ったことを象徴している。直感的で高速、かつ知的なパートナーとして、誰もが使える次世代AIの基準がここに誕生した。

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