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WordPress 6.8.2が正式リリース|軽微なバグ修正が中心のメンテナンスアップデート

2025年7月15日(火)、WordPress 6.8.2が正式にリリースされました。このバージョンは、主にWordPress 6.8で発生していた不具合の修正や小規模な改善を含むメンテナンスリリース(軽微なアップデート)です。

安定性と使いやすさの向上が図られており、特に公式テーマやブロックエディターまわりでの細かな調整が行われています。

主な修正・改善内容(抜粋)

今回のアップデートでは、コアで20件、ブロックエディターで15件、合計35件の不具合が修正されました。また、WordPress 6.8全体で追加された多数の改善機能にも関連しています。

コア(本体)関連の主な修正と改善

  • Macでの画像アップロード不具合を修正:ファイル名に「?」が含まれると画像が壊れる問題を解消
  • 公式テーマ(Twentyシリーズ)のスタイル崩れに対応:編集画面やモバイル表示の不具合を修正
  • bcryptによるパスワードハッシュの強化:セキュリティが自動的に向上し、ユーザー側の操作は不要
  • WP_Queryのキャッシュ処理最適化:データベース負荷を軽減し、特にアクセスが多いサイトで効果を発揮

ブロックエディター(Gutenberg)関連の主な修正と改善

  • 画像・リンクの表示安定性を改善:ライブラリで同じ画像を再選択する際の不具合などに対応
  • スタイルブックが刷新:色や文字などのスタイルを1か所で簡単に管理でき、クラシックテーマにも対応
  • 投機読み込み(prerendering)の導入:リンク先を先読みし、ページ遷移を高速化
  • アクセシビリティの強化:すべての公式テーマに加え、ナビゲーションメニューやラベルの改善を含む、100件以上の修正

パフォーマンス全般の向上

  • ブロックエディター、ブロックタイプ登録、クエリキャッシュなどに幅広い高速化の改善
  • Interactivity APIの導入:50ms以内の反応を目指す、新しいユーザー操作フレームワークの第一歩

今後の対応:アップデートをお忘れなく

このバージョンは「マイナーアップデート」のため、自動更新が有効なサイトでは自動的に適用される場合があります。

ほとんどのテーマやプラグインはそのまま動作する可能性が高いですが、独自にカスタマイズしている場合や、更新が止まったプラグインを使っている場合はご注意ください。心配な方はバックアップをとってからの更新がおすすめです。

もし自動更新が無効になっている場合は、WordPress管理画面の「更新」から6.8.2に手動でアップデートしてください。

  1. 「ダッシュボード」 >「更新」
  2. 「バージョン6.8.2に更新」をクリック

WordPress 6.8.1の更新方法

セキュリティに関わる重大な修正は含まれていませんが、不具合の解消や表示の安定化が多く含まれているため、なるべく早めのアップデートがおすすめです。

出典:WordPress 6.8.2 リリース候補版1 (RC1版)|WordPress.org 日本語
※「WordPress」およびそのロゴは、WordPress Foundationの登録商標です。本記事は非公式の情報提供を目的としており、WordPress公式サイトとは関係ありません。

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